FAQ

よくある質問

• 導入前の不安
• 運用中の技術的な質問
• 環境対応／法令への対策
• セキュリティ・保守

導入前の不安

seawiseのAIソリューションは、既存の運航管理システムと連携できますか？

はい、seawiseのAIは既存の船舶管理・運航管理システム（FMS/VMS）との連携を想定して設計されています。API連携やCSVインポートなど柔軟なデータ接続が可能で、現行の業務フローを大きく変えることなく導入いただけます。

自社の船隊は中規模（または小規模）ですが、効果は見込めますか？

もちろんです。船隊の規模にかかわらず、seawiseのAIは航路の最適化や燃費削減など即効性のある成果をもたらします。中小規模の船社様でも、数ヶ月でコスト削減効果が出た事例が複数あります。

ITに不慣れなクルーやスタッフでも利用できますか？

操作は非常にシンプルで、専門的な知識は不要です。ユーザーインターフェースは直感的で、必要な情報が視覚的に表示されるため、現場の混乱も最小限に抑えられます。導入時には操作トレーニングも実施しますのでご安心ください。

投資対効果（ROI）はどれくらいで見込めますか？

多くのケースで、燃料費の削減やオペレーション効率の向上により、6～12ヶ月以内に導入コストを回収しています。状況やケースによって変わりますので、まずはご相談ください。

初期導入にどのくらいの期間がかかりますか？

（搭載工事が伴うものについては）一般的には1〜2ヶ月程度で導入いただけるケースが多いです。ただし、具体的なスケジュールは本船の運航状況や既存システムとの連携内容によって前後しますので、個別に調整しながら進めてまいります。

運用中の技術的な質問

システムが停止した場合のバックアップ体制はありますか？

はい。クラウド環境においては冗長化された仕組みにより、万が一の障害時にも迅速な復旧を図れる体制を整えています。また、オンボードシステムも運航への影響を最小限に抑えるよう設計されています。さらに、定期的に機能追加や精度向上のアップデートをクラウド経由で提供しており、オンボード側の更新も運航に支障が出ないよう配慮したスケジュールで実施されます。

どのような形でソフトウェアのアップデートが提供されますか？

不定期にはなりますが、機能追加や精度向上を目的としたアップデートをクラウド経由でお届けしています。オンボード側の更新についても、通常の運航に支障が出ないようスケジュールを調整しながら実施しています。

船ごとにカスタマイズはできますか？

船型やエンジン特性、積荷条件などに応じて最適化を行えるよう設計されています。初期導入時にキャリブレーションを行い、その後も運航データをもとに学習・調整を重ねることで、各船の特性により適した提案が可能になります。

環境対応／法令への対策

EU-ETSやIMOの排出規制にも対応できますか？

seawiseは最新の国際的環境規制（EU-ETS、IMO DCS等）に準拠したレポート機能を備えています。将来的な規制強化にも迅速に対応可能な設計になっています（現在はClassNK MRV Portalと連携しています）。

温室効果ガス排出量のレポートは自動で作成されますか？

はい。CO₂排出量や燃費データをもとに、規制対応フォーマットでのレポートが自動生成されます。提出先に応じたカスタマイズも可能です。

脱炭素の中長期ロードマップ策定に役立ちますか？

過去のデータ分析と将来予測により、CO₂削減目標の達成に向けたロードマップを設計可能です。お問い合わせ内容に応じて、ご提案させていただきます。

セキュリティ・保守

通信は常時インターネット接続が必要ですか？

常時接続は不要です。オンボードのシステムは通信圏外でも提案や記録が可能です。通信可能時には自動でクラウドと同期されます。

サイバー攻撃に対する対策は万全ですか？

高度なセキュリティ対応が講じられたクラウドサービスを利用しています。またデータ収集装置などとの連携においても、セキュリティー対策をレビューしたうえで接続するなど万全を期しております。

ソフトウェアの保守費用は別途かかりますか？

通常は月額ライセンス費に保守費用が含まれています。アップデート、障害対応、サポートも含めた一貫サービスとしてご提供しています。

船内機器に特別なハードウェアが必要ですか？

最小限のスペック要件で動作可能な軽量設計です。既存のPCでも対応可能なケースが多く、追加の設備投資を抑えられます。

データの所有権や利用権はどうなりますか？

取得された運航データの所有権は原則として船主に帰属します。弊社は契約に基づき匿名化された形で分析等に使用する場合がありますが、第三者への無断提供はいたしません。